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パーマがかからない原因とは?

パーマのかからない原因とは?

今までパーマをかけて、かからなかった経験はありませんか?そんな失敗を何度か繰り返して諦めてしまってはいませんか?パーマって思いどうりにかかっていると毎日巻いたり、ブローしたりしないで乾かすだけで髪がまとまったり、ペタンとボリュームが出にくい髪にふんわりボリュームが出たり、動きが出たり、ヘアスタイルがおしゃれに可愛くカッコよく決まって、毎日の髪のお手入れが格段に楽になり、身だしなみの時間もぐんと短縮できますよ。パーマがかからない髪でもすぐとれてしまわないように…

しっかりかけることができるのかを解説していきます。

結論から言うと、ブリーチや縮毛矯正を同じ部位に何度も繰り返すなどしてハイダメージを負っている髪でない限り、パーマのかからない髪はありません。大きい毛先のカールや大きくゆるいウエーブのパーマもすぐとれてしまうことなくしっかりかけることが可能です。上手くかければカットして切り落とさない限り取れることはありません。切り落とさなければ半年後もカールやウエーブが持続します。ではなぜ一度もパーマがしっくり思ったようにかかって持続しないのでしょうか?原因はいくつか考えられます。それではパーマのかからない原因を一つずつ解説していきます。

パーマのかからない原因その①髪質💘 

まずパーマのかかりにくい原因はハイダメージ毛は置いといて、もともと持っている髪質に原因があります。

🔸パーマがかかりやすい髪…。くせ毛・太毛

🔸パーマがかかりにくい髪…。直毛・細毛(細い髪)・軟毛・猫っ毛

こちらのかかりにくい髪質の場合は薬剤のパワーをあげてパーマをかけても傷むだけですぐ落ちます。

❣くせ毛の場合は単純に髪がもともと曲がった組成で、できているため曲げて固定するのが比較的容易ですが、直毛・細毛・軟毛・猫っ毛のかかりにくい髪の場合は薬剤ののパワーをあげてかけても傷むだけですぐとれます。

❣健康毛やバージン毛など普段ヘアカラー(アルカリカラー)やパーマをほとんど行っていない髪はかかりにくいと言われる事がありますがこのような髪質は最適な力(還元力)のある薬剤を選定して使用すればキレイにかかるためかかりにくい髪質ということにはなりません。パーマは一般的に1剤と2剤の2浴式の薬剤を使用し、1剤で髪の内部のシスチン結合という硬い結合を切断し、ロッドに巻き付いている曲がった状態で2剤を塗布し再結合させ固定していくのですが、

❣直毛の場合はもともと真っ直ぐの組成でできているため、真っ直ぐに戻ろうとする力が強く働きすぐとれてしまってかからない。

❣細毛(軟毛・猫っ毛)の場合はパーマを組成するシスチン結合がもともと少ないため、固定する力が働かず、すぐとれてしまってかからないという現象につながってしまうのです。

では、このかかりにくい、かからない髪にパーマをかけるにはどうしたらよいのでしょうか?ひと口にパーマと言っても専用の機器を使用してかけていくものなど、いくつか種類・技法があります。

パーマがかからない原因その②ヘナやヘアマニキュアで染めている💘

髪をヘナやヘアマニキュアで染めている場合はパーマがかかりにくいです。特にパーマがかかりにくい髪質の場合はよりかかりにくくなってしまいます。一般的によく使われるアルカリカラー(ヘアカラー)は本来弱酸性の髪を一時的にアルカリ性に傾けてキューティクルを開き染料を髪の内部に浸透・発色・定着させて染めていくためパーマ液の浸透を阻害しかかりにくくしてしまう原因となってしまいます。

パーマがかからない原因その③パーマの種類・技法💘

パーマ(コールドパーマ)とは( ^ω^)・・・一般的にパーマというとこちらのパーマを指します。こちらのコールドパーマは特に機器などを使用せず薬剤の力だけでかけていきます。機器を使う工程がないため施術時間は一番短くすみます。施術後、ウエーブ・カールが最大限にでるのは濡れている状態の時で、乾かすと少し弱まる性質がありますので大きめのロッドでゆるく大きなウエーブ・カールのパーマをかけた場合は乾かすと濡れている時よりも更にウエーブ・カールが弱くなります。このような性質があるためコールドパーマでかけた場合の普段のお手入れ方法としてウエーブ・カールをしっかりだすヘアスタイルにするためにはワックスなど整髪料を髪に揉みこんで水分や油分を補ってあげるといいでしょう。最近の薬剤は化粧品登録などの髪に負担の少ない薬剤などもあり特徴でもありますが逆にいうと髪のキューティクルを開く力が弱いため髪が健康でしっかりしている場合は思ったよりパーマがかからないことにもなってしまいます。髪の状態をしっかり見極めて薬剤選定は美容師の力量になってくるでしょう。

パーマがかからない原因その④石油系ヘアケア剤の使用💘

パーマの施術後、ご自宅でのホームケアはとても重要です。安価なシャンプー剤等には基本的に石油系、高級アルコール系の界面活性剤が使用されており洗浄力が強くなっているためパーマを組成する髪の中の主要な成分を過剰に流出させてしまい持ちも悪くなってしまいます。パーマをできるだけ長持ちさせたい場合はサロン専用のアミノ酸系シャンプーで髪にアミノ酸を補いながら優しく洗い上げケアするのがベストです。サロン専用のシャンプーは市販品よりも少々お値段がするものが多いですがより長くキレイなパーマヘアを持続させるためにも使用をオススメします!

パーマがすぐ取れてしまう?原因その⑤普段のお手入れ方法💘

最後にパーマの施術後お家でのシャンプーの仕方や乾かし方など誤った髪の扱い方によりパーマがうまく出なかったり早く取れてしまう原因となってしまっているのかについてですがパーマの種類により多少仕上げ、スタイリング方法は異なりますが基本的にしっかりパーマがかかっていれば引っ張ったり施術当日にシャンプーを行ったりということでパーマが取れてしまうことはありません。もしそうなってしまっている場合はパーマが不完全にしかかかってないということになります。もし自分の髪にはパーマががかからない、かかりにくいという方の場合はデジタルパーマが一番おすすめです。

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